神様が人間を救ってくれる存在だなんていつから錯覚していた?

桐野夏生「女神記」を読んだ。古事記をベースにした物語で、日本の国土をはじめ色々な神、自然現象を産んだ男神イザナキと女神イザナミの物語。平たく言うと、神様同士の壮絶壮大な夫婦喧嘩のおはなし。あとはまあ、要約すると神様産まれすぎワロタって感じで。そんな国生み、神生みといわれる古事記の章に、小さな島の巫…