2017年8月19日。
この日記は、せっかく高野山に行ったのに、何らポイントを押さえた説明も為されていない、写真もモアレだらけの非常に残念な世界遺産の記録である。
これ、私の戸籍。本籍、世界遺産。
弘法大師さまが、1200年前に開創し、いまも生き続ける場所。
天皇家を筆頭に、織田信長、豊臣秀頼などなどそうそうたる歴史上の有名人達が眠る墓地、まるで墓界のビバリーヒルズ。その比喩どうなんやろ。まあええわ、ここに、うちの先祖の墓もある。
ちなみに、ご先祖様は全くの一般庶民、たまたま昔ここに住んでいたってだけ。
企業墓碑も多い。うちの墓、この“しろありよやすらかに眠れ”の近くにある、ちっさいやつ。
見逃しそうなぐらい小さいから、いつも墓参りのときは、この『しろあり』を目印にしている。
企業の墓は、個性的。このUCCの墓は、石の中がちゃんとコーヒー色のブラウンになっている。
パワハラ飲み会で話題の、キリンの墓。ビールの形にしたら良かったのにね。あ、よく見たら左側に麒麟さんがいた。
最近、10年使っているiMacがいよいよ寿命を迎えそうで、パソコンからブログを更新出来なくなった。
そのため、携帯でアップしているのだが、何故かそうすると、写真が、とんでもなく汚くなる。ザラザラになる。まあもともと携帯で適当に撮っているわけだが。
本当は、凄く綺麗だったのに。
例えるなら、この世の終わりみたいに、綺麗だった。全然伝わらないな。
苔むした岩に、木漏れ日が差し込むところなんか、もう何千年前、何千年後の、人が居なくなった地球ってこんなんかなあ、と思わせるような。
高野山は、本当に不便な所にある。
それゆえ、世界遺産だが、あまり簡単には観光出来ないという点から、人の出入りが少ない。
同じ和歌山県内にあるのに、県民が鉄道で高野山に行く場合は、いったん大阪の難波に出ないといけないというのも、わけがわからない。(本数の少ないJR和歌山線で橋本まで行き、南海に乗り換えという手段も一応あるが)とにかく、人を寄せ付けない霊場なのだ。
きっとこの場所なら、お大師さまが、今も生きているかもしれない、そう思わせる不思議な場所。
奥の院を始め、撮影禁止の場所が多い。
神聖なところだから。
この日は、金剛峯寺で、いつもお世話になっているお坊さんのトモくんに、スイカをご馳走していただいた。
こちらの釜は、なんと現役。今も、この釜で毎日のご飯を作っている。
この天井の彫刻も、本当に美しかったのだけど、カメラマンの腕が悪くて解像度も低いという最悪の条件が重なった為に、全然伝わらない(;_;)
壇上伽藍。高野山は、夜の六時ぐらいには殆どの街の機能がストップするので、日帰りの旅行客は日が暮れると根こそぎ消える。
夜は少しの宿泊客と、地元民だけのもの。こんなに美しくライトアップされた壇上伽藍
にも、全く人がいない。
次の日は、濱田屋さんの指導のもと、娘とごま豆腐作りを体験してきた。その他高野山大学内の重要文化財を見せて頂いたり、盛りだくさんな2日間であった。
このチベット語訳の経典は、とても珍しく価値のある本なんだそうな。
8月でも涼しい高野山は、紫陽花が咲いていた。
次は10月にまた行く。
今度こそ、ええカメラ持っていこ。
ブラタモリ高野山編の放送は、今夜9時だそうです。http://www.nhk.or.jp/buratamori/yokoku.html#koyasan
三週連続高野山!