JR環状線鶴橋駅から、近鉄鶴橋駅への乗り換えは、ちょっとややこしから、覚えといてや。この改札要注意やで。看板見てみ、かさねてのところ、赤文字やで。
電車から鶴橋駅ホームに降りたった瞬間には、焼き肉の芳香が鼻腔をつんざき身体中を纏う。鶴橋は、そういう場所である。
あと改札出てすぐBOOK・OFFに繋がってる出口があるから気を付けろ。別に気を付けなくても良いが。
着きました、郡山駅。
あ、その前に一回西大寺で乗り換えしてるんやけど。
西大寺は駅ナカ充実してるから、営業マンにオススメ。降車履歴残さずサボれるから。
郡山に来たのは、この本屋さんへ来たかったから。
郡山の本屋「とほん」さん。
手前の鉱物の本、欲しかったな。予算的に諦めました。
広すぎないちょうど良い、落ち着くスペースに、置いている本のセンスが好き。太田明日香さんの「愛と家事」は、この店のブログで知った。この日は、この2冊を購入。
あと、ここで買える雑貨も本当に素敵。奈良にちなんだデザインが多数。
この日は、「栞展」が開催されていた。
そこで買ったのがこの栞である。
拘束すぴん。
スピンは、栞の意味とかけられている。何よりこのデザイン。なんて艶やかなのだろう。
ほら、こんな。うん、良い。
この栞を制作された作家、八寿温泉さん、最近はこんな手拭いをデザインされました。
子供は見ちゃだめな感じ。
艶やかで素敵。写真は、八寿温泉さんから拝借させて頂きました。
http://nara-furukoto.shop-pro.jp/?pid=119731637
こちらでも購入できます。
私は奈良県が好きだ。五条の山々には今も楳図先生が幼少の頃見た妖怪が住み、市街地には日本で最初の都がおかれていた風格が残る。普通の住宅地でさえ、歴史を感じさせる建物の数々、コンビニより多い古墳群、それだけの観光資源がありながら全く商売気のない県民。全体的に漂うやる気なさ。
京都は日本一の観光地である、間違いなく。
あの「ビジネスはんなり」「ビジネスどすえ」「ビジネス京女」など同じ関西人から見ても、よーやるわ、と感嘆すら覚えるビジネスの才。安物の化繊和柄小物を高値で余所者に売り付け、とにかく皆の持つ京都のイメージを壊さないように、そのイメージに近付けて新たにブームを作る。京都の人は、他所からきた人に対して「京都の人」を演じるのが抜群に上手いのだ。
あの独特な感覚を持っていない不器用な奈良が、愛しくて仕方ない。
金魚のまち、大和郡山。
また来よう。