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祖母の箪笥

少し前、母方の祖母の荷物を整理してきた。

母方の祖父母は存命なのだが、二人とも老人ホームに入所しているため、現在母の実家は空き家の状態が続いている。
毎週母が老人ホームを訪問がてら、家の空気の入れ替えもしているが、住む人間の居なくなった家はやはり荒れてゆく。

祖母は、奈良の武家の出身であった。祖父の生家は旅籠で、私の名前はその屋号から一文字とられている。

その祖母の嫁入り道具の1つである桐の箪笥。


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そこにはたくさんの着物が収められている。なんと、祖母が赤ん坊の頃にあつらえた絹の産着までまだ残しているのだった。しかし、もう誰に着られることもなく、防虫剤を足されることもなかった着物は、やはり虫に喰われてしまっていた。

そこで、せめて今残っている着物や風呂敷だけでも、少しずつ持って帰って、再利用することにしたのだ。

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手芸好きで布地好きの私、頭の中は作りたい物で溢れ出した。こんな素敵な布がたくさん!ワクワクする。質の良い物が多く、ハサミを入れるのは少し勇気がいった。
手始めに、これで

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合皮と合わせてトートバッグを作った。裏地は、激安ナカムラで買ったペイズリーのグレー。持ち手はあえて太めにして手の負担を軽減してみた。ふむ。良い感じ。

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さて、他の布地もどんな使い方をしよう。刺繍と合わせても楽しそう。娘の服でも良いのだが、子供服はワンシーズンで終わるので、もったいない気もする。しかし、もともとゴミと同じで押し込められていたのだ。新たに生まれ変われるなら、何でも良いのかも。

そして、まだ箪笥に残る西陣織や大島紬達。あの子らを、どうやって助け出そうか思案中なのであった。

それにしても、古い本やら古い食器。価値のありそうなものもたまにあるが、保存状態が悪いので全てゴミ捨て場行きである。もったいない。

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