日本の伝統芸能「椅子落ち」について

PTAが選ぶ子供に見せたくない番組、といえば毎年「ロンハー」がワーストなわけだが、私の中ではぶっちぎりで新婚さんいらっしゃいが一位である。
娘が年頃になったとき、あの時間に6チャンネルをつける勇気が私にはない。

日曜の昼下がり、家族がまったり過ごす時間帯に敢えて放送されているところがまず罠である。

赤裸々に明かされる新婚夫婦の生々しい性生活のエピソード。素人で、ふだんはそのへんで真面目に会社員なり何なりしてる、普通の人達が語る初夜の話などは、エロい格好をしたグラドルの下ネタよりもずっと恥ずかしい。

そもそも、新婚さんっていうのは誰もあからさまに言わないが、それだけでじつに性的な存在であると思うのだ。あー、この人とこの人がヤるんやな、というのがダイレクトに想像出来てしまうというか。

しかもイエスノー枕ときたもんだ。何がイエスノーなのか知らずに見ていた乙女の頃の私の清らかさよ。

とはいえ、私は新婚さんいらっしゃいが流れる日曜の昼下がりが好きだ。

土曜はちょっとアクティブに過ごしたので、次の日はのんびりしよう、そんなアフタヌーンに、桂文枝が「ブー」といいながら椅子から転げ落ちる様(通称「椅子落ち」)を見ると、非常に心が安らぐ。あー、私日曜休んでる~感がすごい出る。

なので、あの番組はこれからもずっと続いてほしいし、文枝師匠と山瀬まみさんには末永く元気でと願う。

そしてあそこに出演する新婚夫婦、そういう人達は今後多分減り続けると考えるのだが、ぜひとも世の中の新婚さんには出演オーディションにチャレンジしていただきたい。だけどうちの娘が将来出たいとか言い出したら、うーん。

まあ多分、うちの子は無理だな。あの番組に出てくる新婚さん達、鉄の心臓だもの。

今日の嫁さんは、処女喪失のエピソードや、風呂に旦那と一緒に入っていても自分が浴槽の中でオシッコする癖をやめられないと満面の笑みで語っていた。すごい。