五時間超大作 映画「ハッピーアワー」を見た

一言で言えば「初めて見たわ、こんなん」である。 「こんなの初めて」という、うっとり恍惚な感じでもなく。とにかく、初めて見たわ、こんなん、という感じの映画だった。 私は映画を語ることができるほど多くの映画を見ていない。 なので、この監督がとった…

アウトレイジはディズニーランド

アウトレイジ、一言でいえば『○○くんがやったからやりかえしただけやもんねー』みたいな感じのお話だった。あの手この手で、殺す、コロス。 ヤクザがみんなこうなら話は早いだろう。でも本当は、ちがう。 アウトレイジより前に、「ヤクザと憲法」を私は見て…

フリーザ!フリーザ!!

この、謎めいた数字がひたすら書かれたメモは、私の大切な思い出の1つです。 数字は用紙裏面まで続いており、3:04を最後に、ぷっつり途切れています。 実はこれ、7年前、娘を出産する時に書いた陣痛の記録なんです。 出産予定日より12日前の早朝、トイレで…

餅でこんだけ語ったんだから、許してください

餅まき「年配者の方がすごい」壮絶な現場 顔から流血も:朝日新聞デジタル[和歌山]トラウマ行事やわ。小さい頃、神社の餅まきで砂利の地面に落ちた餅を拾おうとしたらババアが横から私の細い指ごと地面に擦り付けて餅奪いやがったから手の肉がえぐれて流血、…

私の左手

それは蒸し暑い、ジメっとした或る昼下がり。 太陽の光は、梅雨の合間の薄曇りで真夏のそれと比べればまだ耐えられるものだったが、そのぶん、湿度が体全体に覆い被さるような鬱陶しい天気だった。 買い物帰りの道中、じっとりと、爪の先にまでまとわりつく…

内臓飛び散るオフ

私は“春が嫌い”な人と、恋に落ちることが多い。 さきほど、ものすごーく、綺麗で、可愛い若い女性と会ってきた。その興奮冷めらやぬうちに、これを書いている。 可愛くて、スラッとしていて顔が小さくて、肌が白くて、人目を惹く、モデルさんみたいな女の子…

郡山の本屋

少し前に、奈良県大和郡山市の本屋さんへ行ってきた JR環状線鶴橋駅から、近鉄鶴橋駅への乗り換えは、ちょっとややこしから、覚えといてや。この改札要注意やで。看板見てみ、かさねてのところ、赤文字やで。 電車から鶴橋駅ホームに降りたった瞬間には、焼…

ようこそ、夏休み!!

ようこそ! ……などと景気付けに書いてはみたものの、カラ元気である。大人になり、いや母になり、夏休みというものが、いかに面倒かというのをこの数年身にしみて感じている。 特にうちの娘はまだ低学年なので、公園へ行くにも、道路の車が危なかったりと、…

国道の花束

うちから最寄りの幹線道路である国道176号線、通称イナロク。 どこへ行くにもだいたいイナロクを横断する。イナロクを初めて歩いたとき、私は生後2ヶ月の小さな娘を抱っこしていた。 それから、ベビーカーに乗せて。 抱っこひもに入れて。 よちよち歩きの娘…

不可能姉妹〜あるいは鼻セレブのステマ〜

mikimiyamiki.hatenablog.com この続き。 さしてドラマチックな話ではない。 しかし、一応後日談を書いておかなければ、私の妹は、ネットの中ではずっと可哀想なままで、私の家の窓の結露はずっと流れ落ち続けてしまうので、少しその後の話をしておくことに…

百合と寝とられの街からオススメのスイーツをご紹介

先日、自宅から20分ほどの場所にある洋菓子店に、知る人ぞ知る「幻のクッキー」を買いに行って来た。 まあ、すぐ行ける場所やし、と思って油断していたのだが、前日に 「何時頃行ったら買えそうですかね?」 電話で問い合わせたところ 「みなさん開店3時間前…

クロワッサンが勃ってる

いいか、本当にこれから、本当のことをいうぞ? 俺は、偉い僧侶だ。世界遺産高野山の、めちゃくちゃ徳の高い偉い有り難い僧侶だ。念力で車だって止められる。だから俺の言うことは全部本当なんだ。 このまま生きていたら、いつか、皆死ぬ。 いや、本当なんだ…

どうも、孫です。

mikimiyamiki.hatenablog.com この日記にも書いたんですが、私の「おじいちゃん愛」はすごくて、とにかくこの素敵なじいちゃんを、もっともっと皆に自慢したくて、おじいちゃんの絵を載せるためのツイッターアカウントを作りました。 まご (@jiichannomago)…

少女雑誌りぼん、そのグロテスクで残酷な世界

桐野作品が大好きだ。 mikimiyamiki.hatenablog.com うんこちんこまんこばっかり原文の発想がそもそも凄まじいが、その古事記の世界をこんなふうに桐野色に書き変えられるなんてすごい。 一番好きなのは、実際に起こった東電OL殺人事件をモチーフに書かれた…

短歌かいたんか、書いたんや。

公園の 小さき花を 手にとって 「可愛い」と言う きみがかわいい ニコイチで 包装された飴みたいに 甘く交じって 溶けて消えたい キスしてもいいですか? なんて聞かないで 黙って奪って 欲しかったあの日 mikimiyamiki.hatenablog.com

育児に悩むママ必見! 読んだら確実に鬱になる本ベスト3だよ☆

育児、それはゴールの見えぬ戦いのような日々。 その戦いのなかで、どんだけズタボロになるか、個人差はかなりある。子どもの性格、親の性格。私個人の話をすれば、特に乳幼児の頃は、心と身体が我が子によってボッロボロにされた。子どもを産み落としたその…

心の汚れた私よ、明日は水曜やで!

「貴様がそう見えるなら、そうなのだろうな。しかしその答えは、お前の内なる精神が導きだしたもの。自分自身の心としっかり向き合え。一点の汚れもないと言えるか?」 NHKさんは、いつまでこのような問いを若いママ達に突き付け続けるのだろう、そう思って…

丸投げた物を拾ってもう一度丁寧に投げつけてみる。

id:cj3029412様とid:nyaaat様 昨日は、不躾にも「丸投げ」を、えいやっと乱暴に丸投げてしまい、誠に申し訳ございませんでした。唐突にもほどがある丸投げっぷりであると我が身を反省しております。あのままでは、選考するにしてもid:goldheadさんのどの文章…

ぼくのすいせんするさいきょうのぶろがー

id:cj3029412様。 dk4130523.hatenablog.com この記事に関して、id:goldhead様を推薦させて頂きます。 mikimiyamiki.hatenablog.com 以下は、上記ブログの続きであり、この新潮社R18文学賞云々は、goldheadさんを推す長ったらしい前振りであります。 ネット…

新潮社R18文学賞で最終候補手前まで残った話

私は、今も昔も、何のとりえもなくそれどころか頭も要領も器量も悪く父親から罵られ続け自己肯定感は地に落ち、とにかくどうしようもない人間であるが、文章を書くことだけは、好きだった。 mikimiyamiki.hatenablog.com 結婚前は地元の新聞社で記者をしてい…

噛み合わない。

私は、阪急電車でいうと三駅先のスーパーまでわざわざ電動自転車を走らせ食材を買いにいく。 理由は、身の丈に合わない高級住宅街に住んだものだから、徒歩圏内にある小売店に陳列される商品の価格設定が、軒並み高すぎるからである。 三駅先の八百屋さんは…

コメダすぎる珈琲店と数学6点の私

去年の夏頃、実家近くのコーヒー店に行った。 メニューも内装も、この通りで。長靴のクリームソーダとか。 シロノワールっぽいのもある。 このジュースの入れ物も、うん。 とにかく、すべてが、コメダすぎた。 そういえば、コメダといえば、はてなでのみ話題…

40年前のオーブンでクッキー焼いた~《東芝HGR-820》は母の味~

私、菓子をわりと頻繁に作る。 特に簡単な焼き菓子。マフィン、パウンドケーキ、シフォンケーキ、クッキー、などなど。 そしていつも思うのは「ああ、今回もまた、違うな」ということ。 いやべつに海原雄山みたいに至高の焼き菓子を求めて東西新聞の記者と争…

夢のマイホーム 〜ミサワホームO-Ⅱ型〜

ここ最近、実家に帰るたびに、庭の花や木が減っていくのを感じる。一昨年咲いた木蓮も、去年の春は見られなかった。20年以上植えられていたアラスカ杉や、バラのアーチはいつの間にか無くなっていた。母が料理のスパイスによく使っていたガレージ横の月桂樹…

顔のわりに小さな胸問題、ついに決着か

ミスチルのヒカリノアトリエを買った。 ヒカリノアトリエ アーティスト: Mr.Children 出版社/メーカー: トイズファクトリー 発売日: 2017/01/11 メディア: CD この商品を含むブログ (2件) を見る うちには、ミスチルは全シングル、アルバム、ツアーDVDが揃っ…

小学校受験の話をしたかった

昨晩は、妹とずっとLINEをしていた。約一時間、ほぼ途切れることなくメッセージやら写真を送り合っていた。もうそこまでやりとりが長くなると、いっそ通話すれば良かったのに、かたくなに文字で通したのは何の意地なのか。 話題は、阪神間の私立と国立小学受…

秘密の旅

先日一緒に旅行したママ友は 「芦屋って山ばっかりやん。だけど私、神戸育ちやし、※夏のあいだはずっと海を見ていたいから、海辺の別荘を借りることにしてん。いや買わへんよ、そんなお金あらへんわ」などとサラリと言う、開業医の奥様だけど※芦屋にも海はあ…

ママ友×タワーマンション=イジメ、みたいな構図について。

砂の塔【初回限定盤】 アーティスト: THE YELLOW MONKEY 出版社/メーカー: 日本コロムビア 発売日: 2016/10/19 メディア: CD この商品を含むブログを見る 私はそのとき、尋常ではない緊張感のなか、手縫い針に糸を通していた。 上質な絹の反物に針を入れると…

カッパ

ゆうくんがな、カッパに会ったことあんねんて。 ほんでな、アスカちゃんも武庫川でカッパ見たことあんねんて。キュウリあげてんて。 あたしは、カッパみたことなーい、って言うてん。 みんなエエなあ、って思ってん。 ママは、カッパ見たことあるん? ああ、…

最近作った鞄の記録

IKEAのファブリックは、日本で製造販売される生地よりも幅が広い。だからお得。 インテリア向けなので、柄が大きくて面白いが、あまり小物向けではない。あえてこれで鞄を作ってみた。 反対側 柄の出方がそれぞれ違う印象になり、作りながらワクワクした。 …

walking machineは何処へいく

母方の祖父と祖母が入所する老人ホームに行ってきた。祖父の方は、最近までしっかり独り暮らしをしていたのだが、脳梗塞から歩行に困難をきたすようになり、今年1月からここに暮らしている。 祖父は、ここでの暮らしを、スケッチブックに記録している。おも…

終戦記念日

実家に帰って、祖父母のアルバムを見ている。祖父は4年前亡くなっている。 見慣れぬ四文字熟語の掲げられた神社での集合写真。 『暮しの手帖』の花森安治は、戦時中の国策広告コピーライターだったらしいから、この四文字もそうなのかな、とか思ったが、これ…

うちがオオカミになるねん、二人は旅人や

卍 まんじ [Blu-ray] 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) 発売日: 2015/10/07 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る 人妻が、美少女との恋愛・肉体関係に溺れ、やがて夫も巻き込み、倒錯した性に溺れる人間模様を描いた物語。日本…

化粧品を買うときは、よく考えよう

人を裏切るのには体力がいる。 しかし、裏切り続けるのは案外容易なのかもしれない。つまり、はじめの一歩を踏み出してしまうまでの葛藤と、その一歩の重みさえ越えてしまえば、あとはもう、あれよあれよと物事が動き始めるのだ。 ちょうど、エアコンの消費…

イミテイションティファニー

もう、もうお腹いっぱいです、うえっぷ。 お姫様抱っこ、マノロブラニクの靴、突然のキス、恋より仕事に生きたい勝ち気な主人公(これが一番、古くさいかも)……時代錯誤すぎるその設定と展開は、あえてのことなのだろう。 娘のおもちゃ箱に並べられた、イミ…

君はエクストリーム痴漢を知っているか

この前久しぶりに一人で夕方ラッシュの大阪環状線に乗った時のことである。乗車区間は京橋から大阪駅まで数分足らずの出来事。 混み合う車内で、真後ろに立っていた男性が、混雑しているとはいえ、顔が私の後頭部にやたら近い気配はすると思っていた。しかし…

まともな母親は髪をピンクにしたりしない

髪を長く伸ばすために、必要不可欠な条件、それは良い美容師さんと出会うことである。良い美容師というのは、髪を守るためにケアばかりをし、傷んだ髪の箇所を排除するだけの人を指すのではない。よく巷の美容師が口にする台詞として 「傷んでいるところだけ…

むしばまれたい、あなたの愛に

この痛みに名前があればラクになれる信じていたのに。こんなに好きだったのに。今も、一番好きなのに。あたしは裏切られた。涙が、とめどなく溢れる。いたいよ。痛みに気づかぬふりをして、傷口は広がるこの痛みは何だろう、心のいたみ?この痛みはたぶん。…

職人の朝は早い

日本人女性の毛穴嫌いは異常だと思う。もともと差違のない、皆同じような黄色い肌に違いを見つけ、さらにその中で高みを目指すとなると、“キメ”とか“毛穴”とかそういう精密な部分に目を向けるしかなくなるのだろう。アメリカのように様々な人種が暮らし、白…

Appleの中の人、聞いてきいて〜

ある方の子育てブログを読んで、とてもほっこりした気持ちになったのです。 “胎内記憶”の不思議、神秘について。てことで、うちの5歳の娘にも聞いてみたのでした。ママのお腹の中にいたときのこと、覚えてる?って。言うのかな、うちの可愛い娘ちゃん、「う…

生理の奴はきたねえからどっか引っ込んでろ、って言われた方が私はラク。

公園で遊んでいる、その男児のTシャツに書かれた文字を見て「ああ、この子のママは、すごく幸せな人生を歩んでいるのだな」と、確信した。男児のTシャツにデカデカと書かれた文字、それは、PMS。 月経前症候群 - Wikipedia つまりはそういうことである。PMS…

奴隷じゃなくて、ミシンになりたいんだ

村に火をつけ,白痴になれ――伊藤野枝伝 作者: 栗原康 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/03/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る P163 この本をかいているあいだに、かの女ができた。三年ぶりだ。まだつきあいたて…

海と月、はやいはやい新幹線のぞみ

昼から図書館に行かなければ。ここ最近ずっと娘と一緒に読んでいた、新幹線の絵本。夜眠る前に、二人で毎夜空想の中の東海道を旅した。そうしているうちに、もう返却期限をすぎてしまっていたのだった。 寝かしつけには、毎日色んな本を読む。物語に昔ばなし…

この前実家で処分した雑誌の表紙で辿る私の人生

実家に残してきた荷物を大幅に処分した。その中の雑誌の表紙の一部をここに記録しつつ、自分の人生を振り返る。小学生の頃はタカラの着せ替え人形ジェニーちゃんでよく遊んだ。この雑誌は、ジェニーの服のコーディネートや、作り方などが掲載されている。ま…

祖母の箪笥

少し前、母方の祖母の荷物を整理してきた。母方の祖父母は存命なのだが、二人とも老人ホームに入所しているため、現在母の実家は空き家の状態が続いている。毎週母が老人ホームを訪問がてら、家の空気の入れ替えもしているが、住む人間の居なくなった家はや…

イカナゴ狂の国から

○○家に嫁に来て、まず辟易してしまったのが関係者への挨拶回りである。 本家の大きな和室。床の間には、叔父が授与された菊の紋の勲章が飾られてある。 私は、日本には何かしらエライ人には何かしらの勲章を与えるというシステムがあることを、漠然としか知…

豊川悦司 「せやかて工藤! !」

岩井俊二監督の作品は、劇中に使われている音楽、特にピアノの音が好きだ。普通のピアノの音色に、ストリングスをまぜたような透明な響きが、幻想的な世界を作り出している。 中山美穂主演映画「LOVE LETTER」(1995年)も、そんなピアノのオープニングから…

サーカスと喉の小骨

春休みサーカスに行ってきた。うちの親が孫のために張り切って、一番前の席、ど真ん中のチケットを取ったという。私は、サーカスには特に興味がなくて、いやどちらかといえばマイナスイメージがあった。マイナスイメージの要因のひとつになっていたのは、以…

GACKTはソロプレイしたことないらしい。

世間的には、乙武さんの妻が謝罪「させられた」けしからん!ということになっている。 あの謝罪文を読んで、乙武さんの妻可哀想、乙武さいてー、ってなる素直な人が世の中には多いみたいで、案外この世は平和でハートフルじゃないかと私は思った。 どう見て…

毛糸が無いなら、荷造り紐を編めばいいじゃない

ふだんは毛糸で編み編みしてます。でも毛糸って高いんですよ。なんとかコストダウンできないか。そこで、KOKUYOの荷造り紐ならどうなるかとやってみました。硬いです、やっぱり硬い。優雅な編み物タイムは、昔話のじいさまが藁草履を編むような、地味にしん…